ストレス性胃腸炎については、正式な病名ではありませんので詳しく解説することが難しいものです。
ストレスがあって胃腸に症状がある場合、「ストレス性胃腸炎」かな?と思い検索されている方向けに「ストレス性胃腸炎(神経性胃腸炎)」に関してできるかぎりを説明していきます。
ストレス性胃腸炎(神経性胃腸炎)とは
胃腸炎は、胃や腸に炎症が起こり、腹痛、発熱、吐き気、嘔吐、下痢などの症状がでる状態に対して呼ばれるときに用いられる名前です。
ウイルスや細菌によるものは、「感染性胃腸炎」と呼ばれています。
ストレスなどの影響によるものは神経性胃腸炎やストレス性胃腸炎などと呼ばれています。
病名として正式なものではありませんが、病院やクリニックでは神経性胃炎、機能性胃腸症や過敏性腸症候群と診断されることがあります。
胃炎の症状であれば「機能性胃腸症」、腸炎の症状であれば「過敏性腸症候群」などの病名が診断されるケースもあるようです。
どのような症状があって検索されていますでしょうか?
ここではできるだけいろいろなケースを踏まえて考えていきます。
感染性胃腸炎のような症状があって感染がなくストレスがある場合
病院で検査しても感染がないことが明らかになってお医者さんから「ストレスでしょう」と言われている場合があります。
症状は、胃痛、腹痛、微熱、吐き気、下痢などがあるかもしれません。
物理的には、ストレスなどの影響により炎症や潰瘍、筋肉の異常、自律神経の乱れなどが起こっている可能性があると考えられております。
アレルギー性胃腸炎
アレルギーによって胃腸炎になる場合にこの病名がつけられることがあります。
食品で言うとそば・牛乳・卵・小麦粉などがあります。
症状は嘔吐や下痢などがあります。
胃の痛みと神経性胃炎
胃が痛い、腹部膨満感、ムカムカする、キリキリする、胸やけ、食欲不振、夜間や空腹時の上腹部痛などの症状があることがあります。
日本人の4分の1くらいが経験したことがある、よくある症状といわれています。
ストレスなどの影響によりものもありますが、食べ過ぎ、不摂生や生活習慣の乱れによっても関係してくることがあります。
過敏性腸症候群とストレス性胃腸炎(神経性胃腸炎)
検査で異常がないのに慢性的に腹痛や下痢を繰り返す、便秘と下痢を繰り返す、腹部膨満とガスが出やすい、などような症状がある場合「過敏性腸症候群(IBS)」と診断されることがあります。
緊張やストレスの影響が強いと考えられています。
原因がまだよく分かっていないとされていますが、関係する要因として以下のようなものがあります。(説も含む)
脳や腸の知覚過敏
消化器系の運動異常
精神的ストレス
性格的要因
感染性腸炎(起因として)
脳の情動抑制部位の異常
自律神経系の異常
胃結腸反射
誘引するものとして以下のような要因があると言われています。
ストレス
不安や緊張
消化の悪い食べ物
生活習慣の乱れ
日本人の10人に1人くらいが経験したことがあるといわれています。
詳しくは、過敏性腸症候群(IBS)
慢性腹痛・反復性腹痛とストレス性胃腸炎(神経性胃腸炎)
3ヶ月以上に渡ってある腹痛で、常に腹痛がある「慢性腹痛」と痛みが出たりなくなったりする「反復性腹痛」があります。
原因がよくわかっていないが、ストレス、社会的状況、性格、消化管の神経過敏などがあるとされています。
機能性胃腸症・機能性ディスペプシア
胃に不調があるのに原因が特定されない場合この病名がつけられることがあります。
胃もたれ、胃痛、すぐにおなかいっぱいになる、みぞおちが熱い感じなどの症状があります。
心理的・社会的ストレスなどの影響が有り、神経が過敏になっている可能性があるとされています。
自律神経失調症
胃の症状、腸の症状が出る場合に以下のような特徴がある場合、自律神経失調症と言われる場合があります。
- 症状が出たり出なかったりする
- 人によって症状の出るところが違う
- ストレスや心理・精神的影響がある
- 検査しても器質的な異常が見つからない
- 複数の症状が同時に出る場合や別々に出る場合がある
- 日常生活や社会生活に影響が出る
こちらも病名というよりは、一般名として用いられています。
ストレス性胃腸炎(神経性胃腸炎)と不安
ストレス性胃腸炎(神経性胃腸炎)になると「不安」になることがあります。
「何が原因なんだろう」という不安がでることによって苦しむことがあります。
また「症状が出るのが不安・恐怖」という感情によって苦しめられることがあります。
ストレス性胃腸炎(神経性胃腸炎)の原因
ストレス性胃腸炎(神経性胃腸炎)の原因の多くは「ストレス」と一般的にはされています。
そういった場合、ストレスを減らしていくことが大切です。
ストレスを減らすということは、
1.ストレッサー(ストレスの対象:人間関係・仕事など)を減らす
2.ストレスに感じている感情など心理的苦しみを減らす
3.ストレスの発散
などが考えられます。
一番行いやすいのが3のストレス発散でしょう。
2の心理的苦しみは当カウンセリングなどで行えるところです。
1のストレッサーは、金銭的な問題などもありなかなか減らすことが容易ではないストレスかもしれません。
仕事のストレス、家族のストレス、人間関係のストレスなど現代ではさまざまなストレスがあると言われています。
そういったストレスを少しでも良い状態にすることで改善を期待できるところがあるかもしれません。
癖になっている?過敏になっている?
ストレス性胃腸炎(神経性胃腸炎)が「癖になっている」、胃腸が「過敏になっている」可能性があるとも言われています。
胃腸が過敏になっている、癖になっている説ではありますが、
少し特殊なためカウンセリングの中で詳しくお話しております。
なかなか治らない場合の苦しみ
ストレス性胃腸炎(神経性胃腸炎)がなかなか治らないことによる「苦しみ」はなったことがない方にはわからない苦しみがあります。
原因がわからない苦しみ
症状の苦しみ
理解されない苦しみ
どうすればいいのかわからない苦しみ
不安や恐怖がでる苦しみ
日常生活に支障が出てしまう苦しみ
希望が持てない苦しみ
などの苦しみがあります。
その苦しみがストレスになってしまうことも少なくありません。
ストレス性胃腸炎(神経性胃腸炎)かな?と思ったら
まず第一選択は、病院やクリニックで異常がない検査することが大切です。
その上で医師を信頼し、治療を信頼して進めていくことが大切です。
それでも改善されない
なかなか良くならない
つらい状況
なかなか変わらない
根本的な何かがある気がする
といった場合、
ご相談実績がある当カウンセリングをご利用ください。
ストレス性胃腸炎(神経性胃腸炎)のカウンセリング
ストレス性胃腸炎に対して、さまざまな方向性からアプローチをする心理療法とカウンセリングを行っております。
ストレス、心理的側面、癖や神経過敏などに対して
心理的アプローチ
物理的アプローチ
脳神経系アプローチ
の3つの方向性から心理療法とカウンセリングを行っていきます。
ストレス性胃腸炎を乗り越えるためのポイントが見つかりますようにお一人お一人丁寧にご相談に応じております。
全国からお電話一本でご相談できます。