人生を生きていく中で孤独(孤独感)を感じることは誰しもあることかもしれません。
孤独(孤独感)は時に厄介で、私たちを非常に苦しめることもあります。
そんな「孤独(孤独感)を感じる」ことについて説明していきます。
孤独(孤独感)を感じる時
「孤独(孤独感)を感じる」とはどういうことなのか?から考えていきます。
孤独感とは、
自分はひとりぼっちだという感覚。心の通じ合う人がなく寂しいという気持ち
孤独感(こどくかん)の意味 – goo国語辞書
自分は孤独だ、という思い。共感する相手や頼る者がなく心もとない、あるいはさびしい感情。
実用日本語表現辞典
という意味があります。
一人ぼっちだと思う感覚の時に「孤独(孤独感)」を感じる
心が通じ合う人がいないさみしい気持ちの時に「孤独(孤独感)」を感じる
自分が孤独だと思うときに「孤独(孤独感)」を感じる
ということです。
一人で動くことも多いのが「人生」でもありますので、孤独(孤独感)を感じることがあります。
いつも心が通じ合うことはなかなかないのが「人生」でもありますので、孤独(孤独感)を感じることがあります。
自分の解釈で「自分は孤独だ」と判断した場合、孤独(孤独感)を感じることがあります。
また辞書には、あまり載っていませんでしたが、
大切な人と別れたり
大切な人と喧嘩したり
大切な人が亡くなるなど失ったとき
にも孤独や孤独感を感じることがあるものです。
また悩みがあって一人心の中で
苦悶したり
悩んだり
心の中にいる時間が長かったり
相談できない状況
があるときにも孤独や孤独感を感じることがあります。
人とのつながりが薄くなりがちな現代社会では昔と比べて、
孤独(孤独感)を感じることが増えているかもしれません。
以前は近所付き合い、兄弟が多い、家族みんなで暮らしている、町内会やお祭り事など非常に面倒なことではあったかもしれないですが、孤独(孤独感)を感じることが少ない時代だったかもしれません。
現代は便利さや自由を手に入れた分、さみしさや孤独(孤独感)を感じることが増えていると言えます。
では周りに人がいればいいのか?というと一概に言えないのが「孤独・孤独感」の難しいところです。
学校でまわりに人間がいるのに心が通じ合う人がいないために孤独(孤独感)を感じることがあります。
職場でまわりに人間がいるのに心が通じ合う人がいないために孤独(孤独感)を感じることがあります。
家族の中で心が通じ合う家族がいないために孤独(孤独感)を感じることがあります。
趣味のコミュニティーや主婦友達、友人関係でも孤独(孤独感)を感じることがあります。
周りが心を通じ合わせたいものと自分が心を通じ合わせたいものが異なるときに
馴染めない(なじめない)
という現象が起きて、孤独(孤独感)を感じるとも言えます。
新たな集団やグループに入った場合、
馴染むのに時間がかかるのも
集団やグループでの心を通じ合わせたいところに
自分を合わせてくことに時間がかかるからです。
SNSやFB、インスタグラム、ブログなどのサービスが増えているのも人との繋がりや自分の心が通じ合う人とやりとりしたい思いの現れかもしれません。
ここまでをまとめると「孤独(孤独感)」は、
・一人の時
・心が通じ合わない時
・どんな状況でも自分が孤独だと解釈した時
・大切な人とケンカ、別れ、失った時
・自分の心の中で悩み続けている時
・馴染めない時
・社会的なつながりの希薄化している時
に感じやすくなります。
そして
解釈や捉え方によって強く感じたり、あまり感じなかったり
する特性があります。
上記のような孤独(孤独感)を感じやすい状況が、
少しの時間でも孤独(孤独感)を感じる人もいれば、
長い時間でも孤独(孤独感)を感じない人もいます。
少しの時間で孤独(孤独感)を感じるのはなぜか?と聞くと
孤立するのは恥ずかしいこと、友達がいないとダメだ
と思っていることが一例としてあります。
長い時間でも孤独(孤独感)を感じないのはなぜか?と聞くと
人生は一人で乗り越えることがほとんどだ、孤独の時間も素晴らしい
と思っていることが一例としてあります。
解釈や捉え方によっても「孤独(孤独感)を感じる」ということ自体が変わってくる特徴があるということです。
孤独(孤独感)を感じることは、多少なりとも誰でも人生にあるものですが、強い孤独感や継続的な孤独(孤独感)によって苦しむこともあります。
強い孤独感
強い孤独感を感じると
さみしい(寂しい・淋しい)
虚しい(空しい)
不安(ときに恐怖)
心細い
といった感情を強く感じる時があります。
強い孤独感なので、強い原因があることが多いと思います。
大切な人との関係性や今まであった関係性が失われた時に出やすいかもしれません。
また継続的な孤独感によってその感情が自分を苦しめてよりストレスになり、より孤独感を感じて強くなってしまうこともあります。
とてもつらい出来事が起きた時に誰かに話したくても見つからない場合や誰かに相談することがプライドによって許せない場合にも強く孤独感を感じるかもしれません。
助けて欲しい
誰かに聞いて欲しい
通じ合いたい
という欲求がでることもあり、それも抑えていくと苦しくなることがあります。
継続的な孤独感
孤独な状況が継続してしまうことで
さみしい(寂しい・淋しい)
虚しい(空しい)
不安(ときに恐怖)
心細い
といった感情を継続的に感じる時があります。
継続的に孤独感を感じる状況が変わらないことによってこれらの感情がでたり、孤独感を感じてしまいます。
意識的な孤独感と無意識的な孤独感
意識的に孤独だな、孤独感を感じる「意識的な孤独感」と意識ではあまり感じないけどからだが反応する「無意識的な孤独感」があります。
無意識的な孤独感は、わかりづらいものですが、からだが反応することをみていくといいかもしれません。
無意識的な孤独感のからだの反応
5年にわたって「高齢者」と「群れから孤立する猿」についての研究によると
アカゲザルの場合、孤独な環境にいると身体が「闘争・逃走反応(恐怖を感じた時に、戦うか逃げるかを選ぶ反応)」を引き起こしてウイルスへの抵抗力が弱まる可能性があることもわかった。
孤独は体に悪い。その理由が科学的に証明される HUFFPOST
というからだの反応があることがわかりました。
闘争・逃走反応とは、交感神経の亢進とも言えます。
気を張っていると言い変えられるかもしれません。
今現在の世界では一人でも安全なことが多いですから「孤独や孤立状態が危険だ!」とまでは言わないものかもしれません。
ですので意識的には、危険だとは思わないことが多いものです。
人類の進化の流れから
群れから外れたら危険というモード
がまだ私たちの体内で残っている可能性があるかもしれないということです。
一人でゆっくり休めるはずなのに
自由なはずなのに
なぜか悩む、嫌な気分、休めない、リラックスできない
といった現象が起きるのはこの可能性もあるかもしれません。
※当カウンセリングでは、こういう危機モードを上手く扱いうためのセッションを行っていますので上手くご活用いただければ幸いです。
こころやからだの病気で仕事を休んだり、辞めたりすることによって家で過ごす時間が増えてきて、かえって苦しみが増えることもよくお聞きします。
そういった場合、この「群れから外れたら危険というモード」が自分に苦しみを生んでいることもあるかもしれません。
解釈や捉え方によって変わる孤独感
自分の考え方や捉え方、解釈によって
行動が変わったりすることで孤独感が薄れたり、なくなったりします。
つながりを大切にしようとする思いになって、相手の通じ合わせたい気持ちを汲み取りながら、自分の通じ合わせたいところをうまく合わせていくことでつながりがうまく持てることが増えていきます。
それによって孤独や孤独感が薄れたり、なくなったりします。
「行動」にはそれくらいのことができる力がありますが、自分をその気にできなければなかなか難しいものです。
ですので孤独や孤独感にとって大切になるのは「自分の考え方や捉え方、解釈」になります。
孤独をどう捉える?
孤独は恥ずかしいもの、ダメなもの、と否定的に捉えると孤独感を強くできます。
孤独なことも人生には多々ある自由な時間だ、と肯定的に捉えると孤独感を弱くできます。
そして
何をもって「孤独」としているのか?にもよります。
集団で「自分の通したい」主張が「通らない」時に「孤独」と解釈する場合、「孤独感」を感じることを多くすることができます。
集団で自分の通したい主張が通らなくても良い、通じ合わない時もあるだろうと思えている場合、「孤独感」を感じることを少なくすることができます。
過去の嫌な経験で
過去に嫌な経験を繰り返したことにより、人間関係がおっくうになったり、もういいやと思ったり、心を閉ざすことがあります。
そういうことは誰でもあるものです。
しかし長期に及ぶことによってかえって苦しみが増える場合は、一考が必要です。
過去の嫌な経験から生まれた考え方や捉え方も向き合い次第では、変わっていくこともあります。
どういう考え方や解釈が関係する?
・自分が通じ合わせたいものがかなり一致していないと嫌だ
・人に合わせたくない
・嫌な思いをしたくない
・合わせるのが疲れた
・めんどくさい
・どうせ○○だろう
・ストレスを溜めたくない
・自分の好きなようにしたい
・自分は○○だ
・自信がない
・ネガティブに捉えやすい
・プライドが許さない
・嘘が付けない
・嫉妬しやすい
・なりたい自分になれない
・孤独や孤立が怖い
・一緒にいたいと強く思いすぎる
・完全に一致する友達を探したい
・うまく解釈できない
・真に受けてしまう
などが関係することが多いかもしれません。
※上記の関係する解釈や考え方が悪いことではありません。
上記の関係する解釈や考え方には、
必要なものと不必要なものがあるかもしれません。
また性格的な影響によっても孤独や孤独感が生まれやすくなることもあります。
性格「的」と言っているのは、性格だと思っていたけど向き合って変わることがあるのでこのような表現にしています。
自分らしさも大切
孤独や孤独感は誰でも人生に感じるものです。
人間は、一人で生まれてきて多くの場合、一人で死んでいきます。
ですのである程度の孤独や孤独感を受け入れていくことも大切かもしれません。
受け入れていくことで意外と気持ちが楽になることも少なくありません。
しかし強い孤独感や継続的な孤独感、それらに伴いでてくるさみしさ、心細さ、不安、助けて欲しいというような感情や気持ちをうまく扱うことも大切です。
自分らしく孤独や孤独感を扱うことができれば、自分らしくよりよい人生を歩んでいけます。
自分の「ちょうどいい!」にしていくことが最も重要かもしれません。
そんな人生を実現するために当カウンセリングをうまくご活用いただけたら幸いです。
孤独と孤独感のカウンセリング
・孤独でさみしい
・孤独感に苛まれる
・助けて欲しい
・非常につらい孤独感を感じる
・この機会にうまく孤独感を扱いたい
・孤独から生まれる不安をどうにかしたい
・人間関係をよくしたい
・話したい
・聞いて欲しい
・わかってほしい
・うまくコミュニケーションをしたい
・友人をつくりたい
・社会復帰したい
・孤独感を感じない人生を味わいたい
・もう疲れたから次のステージに行きたい
・全国どこからでも相談できるところを探している
・誰にも知られないでクリアしたい
このようなご要望に対して、全国からお電話一本で相談できるカウンセリング(心理療法)を行っております。
まず第一に、自分らしく話すということが大切です。
そして聞いてもらう、わかってもらうことによって
気持ちが軽くなることがあります。
その上で、
孤独をどう捉えているのか?
孤独感を感じやすくさせている考え方や解釈はどのようなものか?
からだに反応しているか?
などお一人お一人の状況や個性を大切にしながら
ひとつとってずつ丁寧に進めていくことで
自分にとってちょうどいい
ご状況になれますようにご相談に応じております。